■イタリアの町並み紹介と自転車事情 Vol.02
サイクルハンターイタリア買取チームから、新鮮なイタリア事情をお届けします。
今回は、ミラノの自転車屋「CICLI ESPOSITO」(チクリ エスポジト)を紹介します。
自転車大国と言われるイタリアですが、実際にリサーチしてみると街中であまり自転車屋さんを見かけないのに驚きました。
その中で、ミラノ自転車屋「CICLI ESPOSITO」は、新車及び各種パーツ販売はもちろん、中古車販売や修理まで全般的にこなしている数少ないお店です。
世間で言われているいわゆる「有名ブランド」を中心に取り扱っていますが、お店のオリジナルブランド「ESPOSITO」のパーツや完成品も扱っており、特に顧客の体格や希望に合わせてオーダーできるフレームは、ベテラン職人が丹念に作り上げた逸品です。
ちなみに店名の「ESPOSITO」は、オーナー親子の苗字で、「エスポジト自転車店」という意味です。
日本では珍しい事かもしれませんが、プロやアマチュアの選手が出入りするようなお店でありながら、店内には子供用自転車や世間で言うママチャリも置いてあり、修理のお客さんも引っ切り無しに出入りしています。その一人一人のお客さんに丁寧に対応していて、お客さんが集まるのも納得です。
お店に入ってお客さんが途切れるのを小一時間ほど待って、やっと話を聞くことができたほどです。
■息子MASSIMO(マッシモ)氏との対談
マッシモ氏(以下M)「おまえは去年の夏に中古自転車を見に来た日本人だろ? でも残念ながら、その時の自転車は売れてしまってほとんど残ってないよ。」
サイクルハンター(以下サ)「その後何も連絡できなくてごめんなさい。今回は中古自転車というよりも、イタリアの自転車事情を聞きに伺ったんです。」
M「イタリアの自転車事情ね…。それが今結構な問題があるんだよ。」
- ここで新たなお客さん登場で、待つこと15分…。
M「ごめんごめん。何の話だったっけ?」
サ「イタリアの自転車業界の問題について」
M「そうそう。イタリアの自転車メーカーは世界一だと言われているけど、ここ数年はどんどんイタリア以外の国に生産地が移っていって、今100%イタリア製の自転車やパーツを探すのが、どんどん難しくなってきているんだ。例えばルーマニア、ブルガリア、台湾とか。もちろん僕の店は100%イタリア製にこだわっていて、それ以外は取り扱ってないけどね。アメリカのブランドは早くから台湾とかで生産してきたけど、イタリアのメーカーもとうとうそうなってきたかと思うとさみしいよ。」
サ「残念な事に自転車だけでなく、他の事でも同様になってきていますよね。洋服など同じことが言えますね。」
M「そうそう、洋服の生産と全く同じ状況。でも100%イタリア製がなくなるわけじゃないと思うけど、たまに不安に思うことがあるし、ちょっと腹立たしいよ。」
サ「でもイタリアには、今でも手作りフレームを作っている職人の方が多く存在されていると聞きましたが? 日本にも昔はそんな職人さんが居たそうなのですが、今はほとんど居なくなってきていますね。」
M「確かにフレーム職人はまだ残っているけれど、将来的にどうなるのかは分からないよ。」
サ「ちなみにその職人さんに会って話がしてみたいんですが、どなたか紹介してもらえませんじか?」
M「ダメ! それは企業秘密だから、ごめんね。でも職人はベネト地区(※)に集まってるから探してみたら?」※ベネト地区とは、ベニスを含む周辺地区の事
サ「ベネト地区ですか。ちょっと話を聞くには遠いですね。でも気が向いたらまた教えてください。」
M「ところで最近生産したチタンのフレームがあるんだけど、見る? これはこのお店の今一番のオススメで、宝石くらいの価値があるよ。日本で誰か欲しい人居ないかな?」
サ「写真を撮って、今回の取材内容と一緒に送って聞いてみます。ちなみにお値段は?」
M「2000ユーロ(※)。チタンだからね」
※2009年8月25日現在で約27万円。
サ「えー! 2000ユーロ! あまりあてにしないで下さい。それとお店の写真を撮らせてもらっていいですか?」
M「ご自由にどうぞ。でも写真ばかり撮らないで、お店の宣伝もちゃんとしてよ。まぁ、写真があっても簡単にコピーできるものじゃないからいいけどね。
サ「将来的に何か日本と商売ができたらいいんですけどね。さっき話したお父さんも、僕に日本に連れて行けと言ってましたから。ちなみに夏休みはいつからですか?」
M「8月1日から31日までなんで、何かあればまた9月においで」
サ「了解です。本日はお忙しいところ本当にありがとうございました。よいバカンスを。」
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■「CICLI ESPOSITO」店内の様子
スポーツ自転車がかかっている下には、いわゆるママチャリも販売されている。
COLNAGO やSPECIALIZEDなど、有名メーカーの自転車がズラリ。
ウェアやパーツも扱っている。
そして子供用自転車も。
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前回、お伝えしたBikeMi。颯爽とミラノ市街を走っております。
観光場所拠点のBikePoint。
ほとんど利用されていて残りが1台しか ありませんでした。
前回の画像と見比べてもらえると一目瞭然ですね。
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今回はここまで。
また次回レポートをお楽しみに!
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■取材協力













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