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イタリアの町並み紹介と自転車事情 Vol.10

投稿者 on 3月 16, 2010

■イタリアの町並み紹介と自転車事情Vol.10
みなさん、こんにちは。
サイクルハンターイタリア駐在員の森です。
今回はGENOVAの西にありリグーリア海に面したCELLE LIGURE(チェッレ・リーグレ)に本社を構えるOLMOのミラノ直営店をご案内します。
OLMO店舗正面

OLMO店舗正面

店舗側面

店舗側面

OLMOは、1930年代に活躍したイタリアの大選手GIUSEPPE OLMO(ジュゼッペ オルモ)氏が1939年に設立した会社のブランド名で
会社の正式名はその名の通りGIUSEPPE OLMO S.p.A. (S.p.A.は日本で言う株式会社の意)
現在は本社のあるCELLE LIGUREとROMA、あと今回ご紹介するMILANOに直営店を運営されています。
MILANOの中心地DUOMOからトラムに乗る事約30分強の少々外れた場所に現在の店舗は存在しますが、現在新しい店舗の建設中(と言っても正確には内装工事中ですが)で、5月には今の店舗を閉めて新しい店舗へ移動されるとの事です。新しい店舗はDUOMOからも歩いて15分ほどの便利な場所になります。店舗の詳細はオープン後に改めて取材してお届けするようにします。
と言う事で、今回の取材は今の店舗をご紹介できる最後のチャンスとなったわけです。
店長ADELIO BELLONI氏

店長ADELIO BELLONI氏

店長のAdelio Belloni氏のお話によると、この店舗は1987年(若しくは88年と結構曖昧)に、OLMOの直営店としてオープン、現在に至るそうです。
オープン当初はロードバイクとMTBを専門に扱っていましたが、その後需要の変化もあり、CITYバイクや子供用自転車も扱うようになったそうです。
現在では販売台数のうち約20%がロードバイク、15%がMTBで残りの65%はCITY及び子供用自転車が占めるそうです。
2010年最新モデル1

2010年最新モデル1

2010年最新モデル2

2010年最新モデル2

MTB売り場

MTB売り場

子供用自転車売り場

子供用自転車売り場

ホイール売り場

ホイール売り場

ウェアー売り場

ウェアー売り場

写真にも写ってますが、何とも可愛いらしい子供用自転車が多数置かれていました。
イタリアでも人気のキティちゃんのイラスト入り自転車もありました。因みにお値段は100ユーロから色々取り揃えてあるそうです。
子供の時からOLMOの自転車に乗るとは、何とも羨ましい限りです。
子供用自転車

子供用自転車

丁度店長とお話している間に親子連れのお客さんが来られて、母親が「このCITYバイクにしたら?」と小学校高学年くらいのお嬢ちゃんを説き伏せようとしていたら、お嬢ちゃんは「いや!絶対MTBが欲しい!」と、だだっこをこねておりました。
結局お嬢ちゃんに軍配があがり、ご両親はMTBを買う羽目に…
ロードの売れ筋のプライスゾーンは1,000ユーロ~3,000ユーロ、MTBは200~400ユーロだそうです。
他のブランド同様、SU MISURA(オーダーメイド)も取り扱っており、オーダーから完成まで約1ヶ月だそうです。
しかし、現在はかなりのサイズ展開がされているので90%はそれで事足り、SU MISURAのオーダーは残りの10%との事。
店内はかなり広く建物の中でつながっている通路を行くと途中に作業場、エクササイズ器具売り場、そして別館が存在します。
作業場

作業場

店舗別館エクササイズ器具売り場

店舗別館エクササイズ器具売り場

店舗別館1

店舗別館1

店舗別館2

店舗別館2

店舗別館3

店舗別館3

別館正面

別館正面

店舗の外から見ると、えらく沢山ウィンドウがあるなと思った理由はこの別館にありました。
このエクササイズ器具の販売もそうですが、OLMO社は昔から自転車の製造販売だけでなく、他の色々な業種も展開されており、その代表的な事業として自動車用シートの中綿の製造が挙げられるそうです。
店長のBelloni氏から創業者のGiuseppe Olmo氏の軌跡を、実の弟さんであるMichele Olmo氏が書いた本、「我が兄弟 Gepin」(GepinというのはGiuseppe Olmo氏の愛称)を頂きました。
書籍GIUSEPPE OLMO氏の軌跡

書籍GIUSEPPE OLMO氏の軌跡

その表紙の裏に書かれてあるGiuseppe Olmo氏の紹介文を以下翻訳しておきます。
「Giuseppe Olmoは1911年11月22日にCelle Ligureに生まれる。
13歳の時に自転車競技を始め、その後ロードレースで90勝以上、トラックレースでも数多くの勝利を挙げた。
1941年までその自転車競技人生は続けられた。
2度のミラノ-サンレモ間レースでの勝利(1935, 1938)、アワーレコード世界記録更新(1935),
イタリア国内での数々のタイトル獲得、イタリア代表選手としてオリンピック出場、ジロ・ディ・イタリアでの
通算20にも上る区間優勝。
その後自転車競技人生に幕を降ろし、企業家として新たな事業に着手して行った。
1992年3月5日、ミラノにて没」
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■お店情報■
OLMO la Biciclissima
Via P.Nuvolone,32  20156 Milano
TEL. 02-33400992
メール milano@olmo.it
営業時間
火~土 08:30 – 12:30, 15:30 – 19:00
日、月は定休日
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今回はここまで。
また、次回のレポートをお楽しみに!

イタリアの町並み紹介と自転車事情 Vol.09

投稿者 on 2月 21, 2010

■イタリアの町並み紹介と自転車事情Vol.09

みなさん、こんにちは。

サイクルハンターイタリア駐在員の森です。

以前、お世話になったMASIのALBERTOさん(→Vol.05)を尋ねて色々とアドバイスしてもらいました。
そのなかでDETTO PIETROというお店を紹介してもらいましたので、今回はそのお店をご紹介いたします。

■DETTO PIETRO■

今回ご紹介するのは、ミラノのほぼ中心地PORTA VENEZIA(ポルタヴェネチア)から徒歩圏内にあるDETTO PIETRO(デット ピエトロ)という自転車屋です。

DETTO PIETRO店舗正面

DETTO PIETRO店舗正面

店舗正面のウィンドウ

店舗正面のウィンドウ

まず、お店の創立は今から115年前の西暦1895年で、当初は店の名前を’DETTO SANTE’(デットサンテ)としていました。

創業当時の写真

創業当時の写真

創設者であるDETTO SANTE氏は、自転車競技用シューズを開発しその生産と販売を手がけて、そのシューズは時代を代表する自転車選手に愛用されてきました。
主だった選手としては、COSTANTE GIRARDENGO, ALFREDO BINDA, FAUSTO COPPI,MIGUEL POBLET,FERDINANDO TERRUZZIなどが挙げられ、その他大勢の自転車競技選手にも愛用され、その影響で自転車競技の世界では、競技用シューズの事を通称’ LE DETTO’と呼ぶようになりました。
その事を表すように写真にある「自転車物語」という本の中でDETTOが紹介されています。

自転車物語

自転車物語-1

自転車物語-2

自転車物語-2

又、お店にはFAUSTO COPPI氏の若かりし頃の写真も飾られています。

FAUSTO COPPIの写真

FAUSTO COPPIの写真

その後1930年に店の名前を’DETTO PIETRO SANTE’と変更し、1973年からはシューズ以外にもオリジナルの自転車を生産、販売するようになりました。

15年前のGRATICOLI氏

15年前のGRATICOLI氏

1985年に今のオーナーGRATICOLI PIETRO氏が’DETTO PIETRO’のお店と商標権を取得して、同年シューズの生産と販売を中止。
オリジナル自転車の生産と販売に特化したとの事です。

DETTO PIETRO のリサイズ画像

GRATICOLI氏

現在のGRATICOLI氏

GRATICOLI氏も姓はPIETROですが、これはあくまでも偶然で創業者一族とは無関係だとの事です。
その偶然のおかげでGRATICOLI氏は今も周りからは愛称DETTOと呼ばれているとの事でした。

お店では基本的に自社ブランドであるDETTO PIETROの自転車しか扱っていなく、レース用、スポーツ用から俗に言うママチャリまで幅広く取り揃えてあります。

店内

店内

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